1. |
ガレキの少女
02:48
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琥珀色の街で やわらかな風が踊る夜
寂れた階段を 音を立てて昇る
思い出をひとつひとつ 確かめるように
白いワンピース
月明かりが沁み込んでいる
風と踊る ひとりきりの少女
砂の霧が立ち込めて
還ってゆくの 記憶の島
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2. |
ginga
02:22
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寂しさも 悲しみも
薄ぼんやりとして
君がどこに行きたいのかも
よく解らない
四角く映る ルビーの光が
遠くのブルーを呼ぶみたいだ
君の後ろ姿は まるで銀河
星と砂の境界で 砕けていく
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3. |
city lights
03:47
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ヒトはどうして心を持ってるの
目には見えないし とても厄介だな
月の光に 照らし出された
君の心の青い輪郭
明るい街の灯が
僕の苦しみを代わりに歌うみたいだ
寂しい星の灯りが
君の苦しみを代わりに綴るみたいだ
明るい街の光が
僕の苦しみを代わりに歌うみたいだ
…
…
…
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4. |
廃墟の情緒
03:53
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色違いの硝子玉が 砕け散る
ふたつの色の光 歪なステンドグラス
不思議だ
壊れたものが 美しく瞳に映ること
その鋭いものは指先に色をつけて
死んだ声で小さく嗤う
舞い散る埃のある部屋
白く霞んで
ここには何もない それなのに…
不思議だ
朽ち果てた場所に
夢を追うこと
誰も座らない椅子に
静かに 心を寄せて
静かに 眠ることにする
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5. |
夜の守り人
03:44
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真実は水の底
反射する
君の陰と言葉たちが揺らめいてる
優しく椅子を軋ませる風に似てる
満月は毎晩
眠れぬ子供たちに
聴こえるように
優しい子守唄を
歌ってくれてるって
君がつぶいた
死にそうな白い腕を
僕の首に絡ませて
かなしみは毎日
海のように
僕と君の中に 押し寄せてくる
誰も共感はしないから
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6. |
青に染まる
03:40
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いつもの青に染まる
忘れられた線路のように
ほつれた糸は行き場を失っている
ここには音の代わりに
光と色があるの
打ちひしがれる 震える心
空気の意識
青い空と青いスカート
少し青白い君の横顔が
きっと私のすべて
すべてが
一度ここで壊れて
別の何かに変わっていく
それはとても
悲しいことさ
とても懐かしいことさ
青い空と青いスカート
少し青白い君の横顔が
きっと私のすべて…
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